掲載日:2025年11月26日
・ HSコードとは
・ なぜHSコードが必要なのか?
・ バナナを例に見てみましょう(0803.90)
・ HSコードは何に使われるのか?
・ HSコードの調べ方
【HSコードとは】
**世界中で共通して使われている「商品の分類番号」**です。
世界税関機構(WCO:World Customs Organization)が国際的なルールとして6桁の基本コードを定めています。
HSコードは 税率そのものではなく、「品目分類の番号」 です。
一言で簡単に言うと「世界共通の商品番号」です。
【なぜHSコードが必要なのか?】
世界の国々が輸出・輸入する際、
**「同じ商品を同じルールで分類する」**ためです。
6桁の共通コードによって、
「その商品が何か」を国際的に正しく判断できるようになります。
【バナナを例に見てみましょう(0803.90)】
HSコードは、数字の桁ごとに意味があります。

上位2桁:類(Chapter)08類 → 果物
上位4桁:項(Heading)0803項 → バナナ
上位6桁:号(Subheading)0803.90 → その他のバナナ
→ 上位6桁までは世界共通
→ その後に各国が独自の桁(8桁・9桁・10桁など)を追加します。
【 HSコードは何に使われるのか?】
輸出・輸入を行う際に、次のような場面で必要になります。
・関税の計算
・輸出入規制の判定(許可が必要かなど)
・インボイス・パッキングリストなどの貿易書類の記載
・税関での申告
※HSコードを間違えると、税金・手続き・通関に影響が出るため、非常に重要です。
【 HSコードの調べ方】
① 自分で調べる
・輸出統計品目表
・輸入統計品目表(実行関税率表)
→ これらを使って分類を確認できます。
② 税関に確認する(最も正確)
事前教示制度を使えば、税関が正式に分類を判断してくれます。
③ 専門家に相談する
通関業者(通関士)は日常的にHSコードを扱っているため、実務的な助言が得られます。
※HSコードは 約5年ごとに国際的に改訂されるので、最新表を使うことが大切です。
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